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【今夜は、ほろ苦いカフェオレと。】 第10回 季節にあわせた仕事のおともドリンク

毎日頑張って働いているけれど、これで本当に良いのだろうかと迷ったり苦しくなったり。どんな人にも、そんな夜があるものです。ほろ苦いカフェオレを淹れたら、心を少し緩めてみて。あなたらしい明日を迎えるために、今夜はちょっと立ち止まってみませんか?書評家・絵本作家のナカセコエミコがお送りする、眠れない夜に読みたいエッセイです。 

日に日に肌寒さは進み、冬の到来を感じさせる気候になってきました。仕事中にも温かいドリンクが恋しい季節です。
今回は、この季節に合いそうな仕事のおともになるドリンクについてお話ししようと思います。

■熱々のブラックコーヒーは執筆仕事の相棒


コロナ以前までは、とあるコーヒースタンドで執筆していました。メニューは、ブラックコーヒーとシンプルなシュガードーナツ。ある程度、長居するので、コーヒーはおかわりを想定。カスタマイズできる甘いドリンクや、凝ったスイーツにもチャレンジしましたが、最終的にこのセットに落ち着きました。甘味が強すぎるドリンクは思考の邪魔になり、重すぎるスイーツは脳よりも胃に血液が集まるような感覚を覚えたからです。


まず、原稿に取りかかる前に無心にドーナツを頬張り、コーヒーを一口二口。これがスイッチとなって原稿に向き合うことができたものです。
長らく続けていたこんなルーティンは、意識の中にくっきりと残っています。今はそのカフェに行かなくても、熱々のコーヒーは自宅でも執筆仕事の良きおともになっています。

■駅のホームでホットレモンティーを


基本的にコーヒー派の私ですが、秋だけはにわか紅茶派に転じます。夏から秋へと季節が移ろい、やがて訪れた冬の始まりは、紅茶の香りが芳しい時期です。少し冷たい空気の中で、紅茶の葉がお湯の中でゆっくりと開くさまを眺めていると、せかせかとした気分が少し和らぎます。


私は秋冬の外出仕事の折には、小さな水筒にはちみつ入りレモンティーを忍ばせます。たとえば、少し冷たい風が吹く駅のホームで、移動の狭間にふと口にする温かいレモンティーは、固まった肩の力をふっと解いてくれるようです。

■オンライン会議は甘めカフェオレ

ブラックコーヒーが一人で仕事に向き合うときのおともだとしたら、オンライン会議のおともはカフェオレです。


ちなみに、この連載のテーマは、一日の終わりにミルク多めのほろ苦カフェオレを飲むように、自分自身をご自愛していただきたいというものですが、ここでいうカフェオレは少し甘め。


コロナ禍で人と会う機会が減り、多くの会議がオンラインに移行しています。しかし、多くの人が一斉にオンライン慣れして、海外や遠く離れた地域の人と、気軽に打ち合わせできるようになったことは良い現象です。気心知れたメンバーとのオンライン会議は、甘めのカフェオレを飲みながら、アイデアを出し合って充実した時間を過ごします。


シチュエーションと季節に合わせた、仕事のおともドリンク。きっとどんな人にもあるのではないでしょうか。

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